『負の力』2007年03月23日 09時52分09秒

サンマーク出版発行(定価:本体1500円+税)


 テリー伊藤著。

 『負の力』って、視点を変えると「マイナス」は「プラス」に代わる力があるということかな?

 無礼: 他人に無礼な態度を示されるのは自分に力がないからだ。自分の周りに無礼なヤツが多いと感じるのは、まだ自分が発展途上だということなのである。

 無気力: 無気力でいられる人というのは、実は自分に自信がある人だ。無気力とは、次の境地に達した証だ。

 不誠実: 不誠実な人と付き合うと、こちらは緊張感を与えてもらえる。

 ズルい: ズルい人間というのは、常に2つのことを同時に考えられる人間のことだ。正直というのは、1つのことしか考えられない状態だ。

 絶望: 人生は底なし沼だ。あなたが思っているような、そんな浅いところに絶望などないのである。

 裏切り: 人に裏切られたときは、幸せになるチャンスをもらったと考えよう。

 手抜き: 手を抜いている自分を見つけたときは、ワンステップ上に行ける可能性を自分の中で見つけたということなのである。

 虚しい: 虚しさの前に抱いていた夢や希望に感謝する心を持てば、虚しさから抜け出すことができる。

 不運: 運があると思っている人は、そこでオシマイ。

 寂しさ: 人間はこの地球上で、寂しさという空気を一緒に吸って生きている生き物なのだ。寂しさは、みんなの共有物なのである。

 老い: 歳をとるということは、ものには限りがあるということを知ることだ。

 日和見: 風見鶏はクルクルと風向きに合わせて変わっているように見えるが、実は軸は動いていない。

 マンネリ: マンネリになるほど1つのことをずっと続けられるというのは、それだけですごい精神力の持ち主だと言える。

 不安: 不安とは克服すべき敵なのではなく、目標を成しとげるための強い味方なのである。

 怠惰: 音楽でも芸術でも仕事のなかからは本物は生まれない。仕事もせず、怠惰な時間をすごしている者だけが新しいものを生み出すことができるのだ。

 死: 人のために尽くせる人は死を恐れることがない。

 さて、プラスの呪縛から解き放たれようか?