『若者との接し方』 ― 2008年02月04日 14時18分08秒
渡辺元智(横浜高校教諭)著
プライドが高く、自己主張の強い、今どきの若者と如何に付き合うか?
信頼関係を築く第一歩は、本当に若者を愛し、厳しくすべきところは厳しくしつつ、
思いやりを与えてやること。。。ささいなコミュニケーションの積み重ねが信頼関係を築いていく。。。
指導者に徳がなければ、人を育てることはできない。。。
教育としての高校野球の原点は、「負ける練習」。。。惨めな敗北感を味わうことによってこそ、人は生きる強さを得られるのであり、また、人の気持ちを考える優しさを育んでいくこともできるのであろう。。。
『高学歴ワーキングプア』 ― 2008年02月03日 21時01分17秒
副題:「フリーター生産工場」としての大学院
水月昭道著
以前より、博士課程出身者の就職が思うようにならない現実は知っていましたが、これほどまでとは、、、、、
優秀な若手研究者でも正規な教育研究職になかなか就けない最悪な状況が続いており、特に基礎科学の研究者にその傾向が強いようです
まあ、覚悟してその道に進んだのだから、と言えないこともないけど、少子化で大学生が減った分、大学院生を増やして帳尻を合わせようとした国など?の動きが仮にあったとしたら、彼らは被害者だな?
社会全体として、あまりにもモッタイナイなあ
『理系のための口頭発表術』 ― 2008年02月03日 14時05分55秒
副題:聴衆を魅了する20の原則
ロバート・R・H・アンホルト著 鈴木炎/イイイン・サンディ・リー訳
授業での立ち振る舞いや話し方、黒板書きにも役立ちそうなヒントもあり、早速活用させて貰っています。
口頭発表術のキー・コンセプト、それは、<発表者は聴衆に受け入れられるべし>ということだ。
制限時間を超過しないこと! こいつが決定的に重要である。
おもしろい物語の最大の特徴は、勢い、すなわち〈ノリ〉である。
結論は、常に、簡潔な一言にまとめる。
黒板に図や文章を書くのには、能動的思考と、知的鍛練、そして、理路整然たる頭脳が必要だ。
う~ん、ナルホド。
はっきり発音することと、目を合わせること。この2つが、声を遠くへ届かせるために、最も大切な要素である。
話し言葉でどこかを強調するには、3つの方法がある。 1.声の大きさを変える 2.語句を繰り返す 3.<間>を置く
いやいや、その通り。
真の情熱と興奮は、聴衆の心にも火花を散らし、汲めども尽きぬ興味を引き起こすのである。
そりゃそうだろうなあ。話してる自分が面白くなければ、聞いている方も面白いはずないもの。
『暮らしの哲学』 ― 2008年01月10日 18時10分23秒
池田晶子著
実は、先日非常に強いショックを受けました。。。
この本の著者でもある池田晶子さんが昨年(2007年)2月23日に亡くなっておられたことを、先日何の気なしにネット検索していて知りました。
私もブログで紹介していた『人生のほんとう』 と『知ることより考えること』 など数多くの哲学エッセイの著書をお持ちの方で、私が気になっていた文筆家の一人でした。
なお、この『暮らしの哲学』は亡くなられて後に出版されています。
まだ40歳代後半という若さです。非常に残念です。。。
もっともっと生きていろいろ語っていただきたかった。
ご冥福をお祈り致したいと思います。
『「現役年齢」をのばす技術』 ― 2008年01月07日 16時40分23秒
和田秀樹著
フィンランド症候群とは? 健康オタクの人のほうが早死にする傾向がある あまり健康のことばかりに気を遣いすぎると、かえって精神的な抑圧やストレスが高まってしまって、健康状態に悪い影響を与えかねないと考えられる それよりも、人生の楽しみを見つけて、おいしいものを食べて、楽しく生きているほうが、検査数値のいくつかは悪化するかもしれないが、体全体の免疫力は高くなって、健康状態が保たれやすい
ナルホド!(改めて)
血圧は少し高めのほうがよい 道徳論は忘れたほうがよい ○○××を楽しむ 昼食に高いものを食べる 目の保養をする 超一流大学に入り直す オタクになる 人間関係は減らさない 誇りの持てるボランティアをする ブログを書いて読んでもらう 恋人をつくる タレントの追っかけをする ‥‥‥
結局、好きに楽しく生きていけば良いということやね? 全部は無理やけど。
『自然の見方が変わる本』 ― 2008年01月07日 12時03分38秒
財団法人 日本自然保護協会編
日本自然保護協会会報『自然保護』500号記念出版(2007年12月30日初版第1刷発行)
『自然保護』に過去5年間に掲載された自然の研究・教育活動にかかわる話題の抜粋再編集版です。
各地で長年にわたって地道に自然の研究・教育活動をしている方が多いのに、今更ながら感服です。
フィールドで根気よくデータを積み重ねて(特に定点観察)、きちんと文章で報告する大切さも改めて、、、
また、どこかの試験問題で見たことのあるような行動研究成果も偶然発見。広く知識を得ておくことが受験勉強?にも役立つのだなとも思いました。
でも、気づくのが遅すぎましたぁ(笑)
『海ゴミ-拡大する地球環境汚染』 ― 2007年12月27日 17時30分15秒
小島あずさ、眞淳平著
長年の知り合いから少し前にこの本のことを教えて貰っていましたが、ようやく読みました。
いわゆる海岸に漂着するゴミの問題。
以前、瀬戸内海の観光底曳網の漁船に乗った時、海の底から引き揚げる獲物は殆どがヒトデや海藻、貝殻、石の他、ビン、カン、プラスチックごみなどで、お目当ての魚はこれらたくさんのゴミの中からようやく探し出せるような有様で、唖然としたことがあります。
釣りをしていても、鉛のオモリ、テグスや針などはどんなに注意しても海の中に落としますし、潮風にあおられて餌のビニール袋なども飛んでいってしまうし、、、
これらが回りまわって、海をいろいろ汚しているんですね。
今回読んで、プラスチック製品の中間材料のレジンペレットが地球規模で問題化されていることにビックリ。
温暖化だけではなく、人間は地球や他の動物たちに取り返しのつかないことをしているんだな。
『おいしいハンバーガーのこわい話』 ― 2007年07月26日 18時34分38秒
エリック・シュローサー、チャールズ・ウィルソン共著
宇丹貴代実訳
第1章 ハンバーガーはこうして生まれた
第2章 子どもは大事なお客さま
第3章 マックジョブってなんのこと?
第4章 フライドポテトの秘密
第5章 スカッとしない清涼飲料の話
第6章 牛や鶏はどんな目にあってる?
第7章 ファーストフード中毒
第8章 きみたちにできること
まあ、ハンバーガーだけじゃないんだろう。。。先日来世間を賑わしている事件のように。
食品の安全性・信頼性確保について本当にちゃんとしてもらいたいものです。
『鈍感力』 ― 2007年07月15日 13時33分32秒
渡辺淳一著
・・・・・・鋭いとかシャープであることだけが才能ではありません。それ以上に、些細なことで揺るがない鈍さこそ、生きていくうえでもっとも大切で、基本となる才能です。・・・・・・
・・・・・・そしてこの鈍感力があってこそ、鋭さやナイーヴさも、本当の才能となって輝きだすのです。・・・・・・
今からじゃ、もう遅いだろうなあ?
『バカとは何か』 ― 2007年07月15日 13時06分10秒
和田秀樹著
理系の発想(情報を鵜呑みにしない。実際に試してみなきゃ分からない。世の中絶対なんてない。)、問題発見能力(スゴイ仮説、アイデアを立てられるか?)、試行力(やってみなければ答えは出ない。一度ダメでもめげずに何度でもチャレンジできるか?)がこれから求められるって、、、同意見です。
結局、どんな状況に出くわしても、自分で幅広く情報収集・解析した上で、複眼的に思考して、自ら解決策を見出して行動していく底力が必要なんでしょう。
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