『職場はなぜ壊れるのか』2007年07月01日 17時40分10秒

筑摩書房発行-ちくま新書(定価:本体価格700円+税)


 荒井千暁著

 副題:産業医が見た人間関係の病理

 ・・・・・・現代社会で働く人たちを見ていると、ガソリンタンクに10リットルだけ入ったクルマを与えられ、アクセルを踏み込もうか燃費優先で巡航しようかと迷っているうちに次の査定が来るような世界に身を置かれているように思えてなりません。

 査定の場で

 「あそこではアクセルを踏まなければダメだったのだよ」

 と指摘され、

 「そんなとろとろした運転をしていてどうする」

 と叱責される。

 どうもそんなことを繰り返しているようにわたしの目には映るのです。そこからどれほどの実績が期待できるというのでしょう。・・・・・・



 成果主義やら、能力主義やら、言葉は何やらとってもキレイなのだけれど、皆のやる気を引き出すことには決して役立っていないんだろうなあ?それを大抵みんなは分かっているんでしょうねえ。

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