「外来生物」についての勉強会が、2008年01月26日 19時17分38秒

配布してもらったパンフの一部


 今日午後開催され、参加してきました。タイトルは『自然観察の中で外来生物とどう向き合うか』です。

 NACS-J自然観察指導員大阪連絡会と大阪自然環境保全協会の共催の学習会。


 「土着の自然は長い過程を経て成立した自然であり、最も安定しており、また災害や病害などのリスクは少ないものである。」

 「外来生物が侵入してくればその自然の生物種の構成は必ず変化するだろうし、たとえ在来種を絶滅させることがなくとも、生態系にさまざまな影響を与える。」

 「そして、それらの影響の大きさをきちんと科学的に検証することができないのであれば、大きなリスクを負うのは我々ではなく将来世代であるからして、自然の持つ精神的価値を継承するためにも、我々は生態系への影響を排除できるまで外来生物を除去する必要があろうし、長期的には根絶させるのがベストだろう。」

 「ただし、外来生物も生き物でありその命は尊ぶべきものであり、無益な殺生はすべきではない。外来生物を多く補殺する必要があるならば、取扱い方の基準(倫理規定)が必要ではないか?」

 「外来生物を見つけたら、1.まず、何もしない(むやみに殺したり捕獲したりしない) 2.きちんと記録して都道府県の担当者まで出来るだけ早く連絡する が良いだろう。」

 ある先生のお話です(大体このような趣旨だったかな?)。


 途中で居眠りすることもほとんどなく、大変充実した3時間半でした。

コメント

_ 花追い人 ― 2008年01月30日 12時40分56秒

外来生物についてさらにお勉強されたんですね。
蟻など小動物や魚なども問題視されていますね。
最近よくニュースで見掛けますが、
昨年堂島川の「ウォーターレタス」をみて
本当に「最初によく考えて・・・・」痛感しました。
また植物たちについて教えてください。

_ マイペンラーイ2 ― 2008年01月30日 22時57分16秒

花追い人さん、こんばんは。

大昔から大陸など他の地から日本に渡ってきて定着した動植物も数多くあり、21世紀の我々にとって日本在来種と信じきっているものもあるようです。タケノコを採るマダケやウズラに似たコジュケイも、、、コジュケイは大正時代に狩猟鳥として移入されたとのことで、ビックリでした。
また、子供のころ害虫として騒がれていた「アメリカシロヒトリ」も昨今ではあまりその影響について言われていませんが、やはり一時的に大きな影響があっても、新天地でちゃんと生き延びていくことは大変なんですね。

何れにしても、外来生物を本当にどのように取り扱うべきなんでしょうか?(退治するべきなのか、それとも自然に任せてしまう?)
少なくとも、自然生態系のバランスを大きく崩すような人間の身勝手な行い(外来魚の意図的放流など?)はやめるべきだなと思いますが。

それにしても、淀川水系に繁茂しているウォーターレタスはホントどうにかならないものでしょうかねぇ? 焼きそばに入れて食べてしまえば良いとかいう話も聞きましたが、、、美味しいんでしょうか?

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