愛人の数と本妻の立場 感想文12006年01月15日 15時52分15秒

定価1500円(税別) 向井万起男著 講談社発行
 先程読了。

 数字にまつわった73編のエッセイ集でした。タイトルの「愛人の数と本妻の立場」 はその内の第1編目のタイトル。

 内容はイヤラシイものでは決してなく(期待ハズレ?!)、「へーぇ。そうなんか。」と納得してしまいました。

 でも、内容はギリシャ神話の最高神ゼウスの名が与えられた木星(ジュピター)の衛星のお話。現在見つかっている63個の衛星にはゼウスの大勢の愛人も含めて名前が付けられているが、本妻(ヘラ)は遠く離れた小惑星の名前として使われているとのこと。

 本妻は大勢の愛人の近くなんかにいるよりも、遠くにいた方が妙に存在感があるじゃないですか。遠くで超然としていた方が存在感が増してくるのです。・・・・・・・・・だって。

 その他、本誌に収載されているエッセイも「おもろいやんか!」、「ナルホドね!」と思うものが多く、本当に一気に読んでしまいました。

 続けて、感想文を幾つか。

愛人の数と本妻の立場 感想文22006年01月15日 16時11分12秒

定価1500円(税別) 向井万起男著 講談社発行
 P50 10本足のタコ

 英語で9月はSeptemberですが、この英語は本来は7月を意味しているんです・・・・・・・・・だって。

 西洋では1年を10ヶ月に分けていた時代があって、その時は7月をちゃんとSeptemberと言っていたらしい(septは7を意味する接頭語)。1年を12ヶ月に分けるようになってから、1月と2月を追加して、September以降を2ヶ月ずらして使っているとのこと。

 だから、10月のOctoberは本来2ヶ月前の8月の意味。Octoは8を意味する接頭語。  う~ん、Octopusはタコだもんね。

 というようなことは、大昔に聞いたことがあったような、なかったような!!

愛人の数と本妻の立場 感想文3(最終)2006年01月15日 16時32分07秒

定価1500円(税別) 向井万起男著 講談社発行
 P198 日本第八番目の不思議

 映画の宣伝文句で”本年度アカデミー賞最有力候補作品”というのをよく目にしますけど、何を根拠にそんなこと言ってるんでしょうか。不思議としか言いようがないです。

 全くの同感です。 大賛成!!!ですわ。  

 というように、今日一日、十分楽しめました。