ソバの芽のその後(4)+チューリップのその後(1)2006年12月02日 13時04分34秒

冬の日差しを浴びているソバの芽。背丈が少し伸びてきました。


 ソバの芽がだんだん大きくなってきましたが、12月咲きのチューリップは未だ2つしか芽が出ていません。ヤッパリ失敗か?

ナノクロムシを見つけました2006年12月02日 13時21分23秒

ナノクロムシ


 カブラハバチの幼虫がダイコンの葉についていました。

いこま棚田クラブでの教育実習(3回目:大豆の脱穀?)2006年12月03日 18時41分50秒

地衣類の芸術?


 今日は、、6月の1回目7月の2回目に引き続いて、生駒西畑地区での活動でした。収穫した大豆の株をはざかけ(天日乾燥)していたものの莢から豆を取り出す作業が一日中続きました。

 座りっぱなしの作業でちょっと疲れました。

『強毒性新型インフルエンザの脅威』2006年12月05日 17時23分50秒

藤原書店発行(定価1900円+税)


 国立感染症研究所研究員の岡田晴恵氏編。

  1918年に大流行した新型インフルエンザ(通称スペイン風邪)は、日本の推定死亡者数約45万人以上(当時の全人口は5500万人)とも言われている。この死亡者数は5年後の1923年に発生した関東大震災の死者の実に5倍近くに相当する。しかしながら、その悲劇についてはあまりこれまで見聞きしたことはない。本書中には当時の新聞記事が多く挿入されているが、それらを読むと社会や人々の混乱や狼狽ぶりがみて取れる。

 また、犠牲者の年齢分布には目立った特徴があったという。即ち乳幼児期までと10歳代~30歳代に偏っていたのである。この理由は生体の防御免疫機能の過剰反応(サイトカイン・ストーム)と示唆されている。健康だった年齢層のヒト程重症化して死亡する危険性が高かったということか?それにより当時の社会人口構成が歪んだというのだ。

 実は、このスペイン風邪も過去の新型インフルエンザと同様、鳥インフルエンザから生じた。スペイン・インフルエンザ・ウイルスの遺伝子構造解析から、鳥型ウイルスから人型ウイルスに変身したことが既に明らかになったという。

 現在の「高病原性鳥インフルエンザ」について、殆どの人は単に鳥のインフルエンザであり、たまたま病鳥に接触するなどしたヒトに感染するのだとの認識ぐらいしかない。しかし、著者は、強毒性ウイルスによる、従来のインフルエンザとは全く異なる重症疾患で、「鳥家禽ペスト肺炎」や「急性全身性多臓器不全症候群」というべきとの専門家の議論があることを述べている。

 これまでの認識を全面的に変えねばならないようだ。

 ちょっと強いインフルエンザなんだと軽く思わずに、少なくとも自分と家族を守るために、在り来たりではあるが手洗いや嗽の励行、マスク着用(もちろんウイルス防御機能付きのもの)などの予防の徹底と、流行時の不要不急の外出の自粛、それに正確な情報の収集と理解など心がける必要が大いにあるようだ。

 なお、本書には「新型インフルエンザ対策備蓄品リスト」が附録として記載されている。

「農業と農薬-ハサミとクスリは使いよう-」2006年12月09日 18時26分14秒



 地球環境生態系講座に参加してきました。

 木酢液など自然のものが絶対安全で、化学農薬が危険と考えるのは間違い、ナメクジ駆除剤は1g/m2散布で9割がた退治できる、エダマメのマルカメムシは5~10匹ほどでは対処不要、マラソンはハダニには効果は殆どない、展着剤にあまり期待は出来ない、椿油粕でジャンボタニシを防除できる、、などなど。

 ハスモンヨトウの名前も良く出てきました。

 細かく観察して虫か病気かきちんと見分けるなど、もっともっとルーペを活用しなければ(反省)。

ホウレンソウのその後(2)2006年12月10日 17時42分50秒

実に柔らかそうです。


 プランターのホウレンソウが大きくなってきたので、不織布を外して寒さに当ててみます。

 これまでやや過保護だったかも知れません。茎も葉も柔らかいです。少しシッカリしたホウレンソウになればとの思いからです。

アオムシとハクサイ2006年12月10日 17時58分37秒

ハクサイ?の上のアオムシ


 今日またアオムシハクサイ?の葉の上で見つけました。

 外側の葉は既にボロボロです。

『やっぱり、イギリス人はおかしい』2006年12月11日 18時41分53秒

文藝春秋発行(定価:本体1667円+税)


  著者の高尾慶子さんは英語がとても達者で(でなけりゃ、イギリスに定住出来ません)かつまことにユーモアたっぷりで、明るくたくましく、こんなご婦人が日本人とはとても信じられません。スゴイ女性がおられるんですね。イギリスはもとよりアメリカであろうが日本であろうがバッサバッサと切り捨てる、まことに痛快です。

 昔、姫路近くにお住まいだったようで、かくいう私も結婚当初から10年ほど姫路市内に住んでいたので、なにやら昔からのお知り合いのような感じが、、、

 でも、イギリスの公共交通機関ってそんなにデタラメなんでしょうか?自転車屋さんの対応もそんなにヒドイんでしょうか?

 電気製品はコンセント用プラグがコードに予め付いておらず、買った後で自分でつけなきゃアカンのやって昔聞いたことがありますが。。。

 非常にきつい本のタイトルですけど、本当はイギリス人やイギリスが大好きなんでしょうね。

 絶対にね。

『ガイアの復讐』2006年12月12日 23時19分36秒

中央公論新社発行(定価:本体1600円+税)


 ジェームズ・ラブロック著

 秋元勇巳監修、竹村健一訳。

 以下、本書中の文章と私のコメント(グリーンとレッド)です。

 ・・・ガイアは地球の高温の内部をとりまく薄い球形の殻だ。地殻がマグマ(地球の熱い内部)と出会う場所、つまり地下約160キロメートルの深さからガイアは始まり、さらに海洋と空気を経て160キロメートル上空に進み、宇宙との境界にあたる熱い熱圏で終わる。ガイアは生物圏を含む活発な生理学的システムで、30億年以上の間、地球を生命が存在できる環境に維持してきた。・・・

 因みに、ガイアとはギリシャ神話の『大地の女神』であるが、(有機生命体として見た)地球とも辞書には書いてある。

 ・・・本書の一番のメッセージは、ガイア自身が危機に瀕していることよりもむしろ、人類がガイアの構造にますます深刻なダメージを与えているという点にある。ガイアは何とか対応しているが、昔ほどには頑丈でないらしい。地球に注がれる太陽の熱は着々と増大し、すべての生物が依存するガイアの自己調節は最終的に危機に陥る。地球規模の生態系を全体として見ると、人口の増加、土地の劣化、資源の枯渇、廃棄物の蓄積、あらゆる種類の汚染、気候の変動、テクノロジーの誤用、生物の多様性に対する破壊など、すべてが一緒になって、前の世代には思いもよらない独自な脅威を形成して、人間の繁栄を脅かしている。・・・[序文よりクリスピン・ティッケル]

 ・・・生きている地球が人間の行為にどのような反応を示すかは、土地利用や汚染の度合だけでなく、地球の現在の健康状態にもよるだろう。地球が若く丈夫だった頃には、不都合な変化や温度調節の失敗にも耐えることができた。だが今では地球も年齢を重ね、昔のような回復力は期待できない。・・・

 地球は既にその寿命の約半分以上を過ぎている。いわゆる中年の域に入っているのだ。種々のストレスに対する抵抗力はかなり弱まっている。それなのに人間たちはこれまで優しく包んでくれた母なるガイアを労わることをしないのか。

 ・・・今は持続可能な開発なんかしていられる場合なんかじゃない、必要のは持続可能な撤退なのだ。・・・いよいよガイアは、その内包するルールに照らして、人間を締め出しにかかっている。・・・火事のごとき地球温暖化は加速し、それに対処できる時間は皆無に等しい。・・・

 ・・・多くの人間は何か嫌なことが起こりそうだという予感はあるものの、どうなるのか、そしてどう対処すべきなのかについては、1938年にそうだったのと同じくらい途方に暮れている。これまでの対応は、第2次大戦前の宥和政策にそっくりだ。政治家たちが、対処しているというアピールをしきりにしながら、その実時間稼ぎをしているところなど、京都議定書は不思議なほどミュンヘン協定に似ている。・・・

 あまりにも地球規模で大きな問題であるがゆえに、人類皆なす術が分からないというのが真実の所であろう。個人が少し地球に優しいことをしても、全世界が進んでいくベクトルをチョッピリとでも方向を変えることなんか出来ないのではないかと思ってしまう。京都議定書もあのアメリカが批准していないことに愕然とする。もう、ガイアの復讐にただ打ちのめされるのを待つだけなのか?

 ・・・私は核分裂エネルギーを推奨してはいるものの、それを病気療養中の地球が長期間使用するための万能薬と考えているわけではないし、これさえあればすべての問題が解決すると考えているわけでもない。私は原子力を、今使用すべき唯一の特効薬と考えている。たとえば過食と運動不足のせいで糖尿病を患ったら、ご存じのとおり投薬だけではじゅうぶんな治療効果はあがらない。生活習慣全般を見直す必要がある。原子力はこの場合の薬にあたる。太陽のエネルギー源でもあるクリーンで永続的な核融合エネルギーと再生可能エネルギーが有効利用できるようになるまで、核分裂エネルギーは文明の光を燃え続けさせるために、安定した確実な電力源を維持する役割を果たしてくれるのだ。・・・

 本当はそんな方法しかないのかも知れないが、現時点で原子力に全面的に頼るのは別の弊害も恐ろしい。となれば、全人類が本当にガイアの復讐の危険をしっかりと認識して、燃料の配給や厳しい制約といった苦境を受け入れるしかないのか。

 因みに、今日のニュースを見てみると、アメリカの大気研究センターの試算ではこれまでの予測よりかなり早く2040年夏までに北極海の氷は殆どなくなるだろうという。もうゆっくり考える余裕はないようだ。全人類の英知を活かした決断と行動が今すぐ必要であろう。

コナガとハクサイ2006年12月13日 12時19分27秒

デジカメのレンズの前にルーペ(16X)を装着して撮影


 ハクサイを洗っていたら、小菜蛾がいました。

 モンシロチョウの幼虫のアオムシよりかなり小さいです。可哀相なので、畑のハクサイ(間違いナシ)に放してやりました。